同人誌の書店委託と自家通販の違いって?それぞれのメリット・デメリットをまとめてみた

こんにちは、SAKATAKIです。
サークルさんが本を通販する際に直面するのが「書店委託にするか、自家通販にするか?」。今回は両者の違いについてまとめてみようと思います。
書店委託とは
大きなところでは「とらのあな」「メロンブックス」など、同人誌を扱っているショップに自作の同人誌を持ち込み、販売を委託すること。
また、「アリスブックス」などのように店舗を持たない通販専門の書店もあります。
自家通販とは
個人で同人誌の決済・発送作業までを行うこと。
かつてはサイト上に通販取り扱い本を並べ、メールなどで支払い・住所などのやりとりをしていました。今は「BOOTH」「pictSPACE」「ピコ通販」などで個人ショップを持つパターンも多いようです。
さて、まずは書店委託からご紹介していきます。
書店委託のメリット
店頭に並ぶ
ネット上以外の露出があるのでpixivやtwitterのフォロワー外にも本の存在を知ってもらえます。
お客さんとの金銭や発送のやりとりも全部任せられる
クレジットカード決済や発送作業など、個人でやるにはハードルの高いことも書店委託ならまるっとお任せできます。サークル側は最初に本を書店に送るだけであとは売れるのを待つだけです!
様々な同人誌を扱っている
自サークル以外にもたくさんのサークルの本が販売されているので、特に通販の場合は送料対策として「ついで」に買われることもあるようです。
お客さんの購入ハードルが低い
対個人より、対企業の方が個人情報のやりとりという点では安心感があるため書店委託の方が好まれる場合もあります。
書店委託のデメリット
委託料が高い
委託手数料として25〜67%書店に収めます。お客さんに負担してもらうか、自分で負担するかは価格設定としてサークル自身で決定します。
必ず委託できるとは限らない
サークルの実績、ジャンルなどによっては委託を断られる場合もあります。
少部数を扱ってもらえない
ショップによりますが、コピー本や少部数の場合は取り扱えない場合もあります。
書店から自宅に送り返してもらう際、数日〜数週間かかる
イベント参加などで本が必要になった場合、書店に返本依頼をかける必要があります。
直前の対応が難しかったり、1箱ごとに手数料がかかる場合もあるので注意が必要です。
続いて、自家通販のメリット・デメリット編です。
自家通販のメリット
手数料がない、もしくは安い
個人でサイトやメールなどを使って通販する場合は手数料がかかりません。
また「BOOTH」「pictSPACE」「ピコ通販」など個人通販サイトを利用する場合でも手数料は販売額に対して数パーセント程度です。
在庫が数点しかないものも頒布できる
少数のコピー本やグッズなど、頒布したいものは何でも通販にかけることができます。
購入者への手紙など、ちょっとしたサービスが付けられる
ペーパーや手書きメッセージなど、ちょっとしたおまけなどを自由につけることができます。
自家通販のデメリット
宣伝手段が少ない
自分のtwitter、pixiv、サイトなど自力で宣伝していく必要があります。
入金確認、発送作業を全て自分で行わなくてはならない
全て自分で作業する必要があるので、一気に注文が来た際は大変かもしれません汗
個人情報を渡すことになるため購入者の購入ハードルが高い
自家通販の場合はどうしても個人同士の個人情報(名前・住所・電話番号など)のやりとりが必要になるため、不安から自家通販を利用しないという人もいるようです。
取り扱い作品が自サークルのみ
まあ当たり前なのですが…笑 利用者さん側としては欲しい本が複数サークルに渡ってあるのに、それぞれのショップで通販しなければならないという煩雑さがあります。
まとめ
上記のメリット・デメリットを踏まえて、どんな人が書店委託・自家通販に向いているのかまとめてみました。
書店委託が向いている人
- 旬ジャンルを取り扱ってる
- 同人活動の実績がある
- 自家通販は量的に難しい
自家通販に向いている人
- 同人活動を始めたばかり
- 基本的に少部数発行
- アクキーや缶バッジなど、グッズの取り扱いが多い
参考になりましたでしょうか?
ではでは、良い同人ライフを〜